March 23, 2008

パトリック・スチュワートのマクベス

仕事の山をやっと超え、体調はふらふらぎみです。上司には休みを取る宣言をしました。

で、偶然、ドイツの友達が良い情報を教えてくれたので、それを見に行くことにしました。
ロンドンで公演していたパトリック・スチュワートの「マクベス」の舞台が、非常に受けが良くて、ニューヨークでも2ヶ月公演することになったとのことです。現地時間の22日から、一般チケット販売開始でした。チケットはGETしました。昨晩は向こうの時間に合わせてチケットを取ろうと、待機してたのですが、残念なことに、めずらしく強烈な頭痛に見舞われ、出遅れました。ベストな席とはいいがたいですが、16列目の正面が取れただけでも良いとしましょう。

パトリック・スチュワートは、美しいクイーンズ・イングリッシュをしゃべることで有名なので、いまから楽しみです。

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February 28, 2007

能「花筐(はながたみ)」

花筐とは、花籠(はなかご)のこと。

今回は、関西元気文化圏共催事業の一環で開催された「おおさか元気・能・狂言」シリーズの舞台でした。NHK大阪ホールがほぼ埋まるほど盛況でした(次の日の能の舞台はチケット完売!)少し短めの演目構成で、2千円という安めのチケット金額設定でした。

越前国にいた大迹部ノ皇子は皇位継承することになり、急遽都に上らねばならぬため、日頃寵愛していた照日ノ前に使者を通じて花筐と手紙を届けさせます。手紙を読んだ照日ノ前は悲しみ、花筐を抱いて家に帰っていきます。
継体天皇となった皇子は、ある日、紅葉狩りに出かけます。一方、恋焦がれる余りに心乱れた照日ノ前は、侍女を伴い都にやってきたところ、偶然御幸の行列に出会います。朝臣が見苦しい狂女、と払いのけたはずみに、花筐を打ち落とします。照日ノ前は、これは帝の花筐であるといって、朝臣をとがめます。朝臣が理由をたずねると、彼女は皇子が越前にいたとき、毎朝この花筐に花を生け、天照大神に捧げていたことを語り、恋の叶わぬ悲しさを語ります・・・

まあ、能舞台の音響を求めなければ、楽しむには良いと思いました。

この日は期間限定で、NHK大阪放送局製作「芋たこなんきん」の撮影セット公開日で、二度おいしい時間を楽しみました。

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February 17, 2007

ミュージカル「マリー・アントワネット」

今回のミュージカル「マリー・アントワネット」は、東宝が委嘱した、オーストリアのミヒャエル・クンツェ脚本・歌詞、シルヴェスター・リーヴァイの音楽による、新作です。去年末から東京でスタートしたようです。

ストーリーは遠藤周作の「王妃マリー・アントワネット」を下敷きにしており、王妃が処刑されるまでを描いてます。親の顔も知らない薄汚れた花売り娘、マルグリット・アルノーを話に絡め、信念ではなく金で動く民衆の矛盾、皆でやれば改革という名の殺人も厭わない人の心の醜さなど、をストーリーに入れ込んでました。マルグリットはジャコバン党のスパイとして牢屋の王妃の世話係を務めるうち、母親としての王妃の姿に打たれ、王妃の裏切りの手紙を託されながら、手紙を無かったことにしてしまいます。王妃がギロチンに倒れたあと、フィナーレで民衆は自由を歌いますが、それぞれ歌い手により「自分にとっての自由とは何か」が違って歌われていました。これは、烏合の衆の集まりだったことを暗示するものだったのでしょうか。

てっきり主役は、王妃役の涼風真世だと思ってました。しかしながら、最初に出てくるカリオストロの山口祐一郎だったようです。非常に伸びる声で、かといってただのストレート・ボイスでもなく器用に歌いこなす新妻聖子は、マルグリットの心情をうまく表現していました。ルイ16世の後釜を狙うオルレアン公の高嶋政宏も、ボーマルシェの山路和弘もいい味出してました。

実は、今回の公演、新妻聖子の出る日を狙ってチケットを取りました。彼女の歌と演技を見てみたかったからです。これから彼女は主役に踊りでる人になるかもしれません。彼女の実力なら、Wickedのエルファバを歌ってほしいな(劇団四季が権利取ったから、彼女がエルファバは無理か)

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ミュージカル「スウィーニートッド」

宮本亜門演出、市村正親&大竹しのぶ主演のミュージカル「スウィーニートッド」を見てきました。
ストーリーは、無実の罪をきせられてシドニーへ島流し刑にされたスウィーニー・トッドが、復讐のために脱獄。腕の良い床屋として、ラヴェット夫人のパイ屋の2階で開業し、妻を横取りして娘を攫った検事を殺すべく時を狙う、というものです。ラヴェット夫人は、スウィーニーに恋してしまい、殺人の片棒を担いでしまいます。結果、世界一まずかったはずの彼女のパイは、一夜にして行列ができるほど美味に(@_@;結末は・・・かなり悲惨。それでも笑いが出てしまうのは、階級社会の暗部由来のいじめ構造のせいか、愛する妻を奪われた上に犯され自殺に導いた極悪人に対する復讐が連鎖していく悲しさか、はたまた、殺した相手をスイッチひとつでダストシュートに落として処理していく復讐のために麻痺した感覚か。愛するほうも愛されるほうも、ペーソス漂う話でした。


大竹しのぶって歌った経験あるの?と思ったら、パンフにはほとんど初心者と・・・しかし、歌い始めたら危惧したほどではありませんでした。もろ地声で、はっきりとして明確な発音で歌っており、むしろ、オペラチックに歌って歌詞がわからないのに比べれば、わかりやすくてよかったです。ソンドハイムのひねった曲を、よくぞここまで歌ったもんです。聴きながら、マイ・フェア・レディのヒギンス教授を演じたレックス・ハリソンの音程無し歌いを思い出しました。

歌い始めのアンサンブルで、途中途切れ途切れに歌詞が聞き取れない部分がありました。マイクは入ってるんだけどが、歌詞がさっぱり。アンサンブルの揃いが悪いのか?と思ったら、ソロでも部分的に何言ってるの?という部分がありました。これは曲と歌詞の問題なのか、歌手(特にオペラチックに歌う人)がいまいちなのか、マイクのバランスを誤っているのか。何なんでしょうね。公演は大阪城公園近くのシアターBRAVAでした。このシアターの音響がビビッている可能性もあります。変なエコーがあったから、やっぱ音声バランス誤ってるんかなぁ。
なんにせよ、市村正親ほか結構歌のうまい演技派俳優が揃っているように見えたし、せっかく日本語なんやから、もうちょっと言葉をわかりたかった。(こんなことなら、今度は英語で見てみよう)

なお、映画版は、主役をジョニー・デップがやるそうです。歌唱力は知らないので脇に置いて、配役は正解だと思います。ジョニーのスウィーニーは、どすが利いてて怖そうです。

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February 04, 2007

劇団☆新感線+染五郎「朧の森に棲む鬼」

 松竹座へいのうえ歌舞伎「朧の森に棲む鬼」を見に行ってきました。これは劇団☆新感線主宰のいのうえひでのりが演出、中島かずきが台本で、劇団☆新感線と歌舞伎俳優市川染五郎のコラボです。
 で、市川染五郎が超悪役ライを演じ、劇団☆新感線の古田新太が脇を固めるというので注目して見に行ってきました。

 染五郎は物腰が優しめで、ごろつきの格好をしているうちは結構迫力あるように見えましたが、だんだん身分が上がってクールな格好をし始めると、悪役の割には存在感の重みがやや軽く感じました。うまいといえばうまいんだけど、立ち回りがもっとぎらぎらしてもよかったのでは(すでにぎらぎらはしてんだけど、もっと!)と思いました。
 劇団☆新感線の古田新太は、十数年前に比べるとかなり太くなってました。その分魔窟のボスから主役のライに重用されのし上がって行く有様が、迫力の出せる役者になったと思いました。
 主人公のライに従う弟分キンタを演じる阿部サダヲは、ライを心から信じてくっついて行って出世する役。この舞台では要の役柄で、クライマックスで吐く言葉「俺は馬鹿にされるのはかまわねぇ。だけど、俺は人を馬鹿にしない。」には心を打たれます。
 女将軍役の秋山菜津子もなかなか格好よかったです。凄みがありました。
 今回は殺陣が主で、ジャパン・アクション・エンタープライズ(旧ジャパンアクションクラブ)のメンバーが多数出演してました。殺陣のプロやん。どうりでうまいと思いましたねぇ。

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May 06, 2006

ミュージカルの日その2

4日の午前は限りなくのんびり過ごす。おもむろに思いつきで、エンパイア・ステート・ビルに上ることにした。展望デッキへ上るのに、空港と同じく荷物をX線装置に通し、人間も探知機をくぐらなければならない。テロの影響だろうか。
装置を抜けると記念写真を強制的に取ってくれる(^^;商売してる。

まずは80階まで一気に上り、そこから乗り換えて86階まで。天気が良かったので、自由の女神もスタッテン島も見えた。説明図には有名なビルが描かれているけれども、いまやビルが立て込みすぎて、非常にわかりにくい。説明図にはテロで壊れたWTCが点線で描かれており、2001年に破壊とあったのが悲しかった。マンハッタンの先端に近い位置で、周りのビルよりも背が高かったらしい。日本人の設計であり、その後継に立つビルも日本人の設計になるという。何という縁だろう。

帰りのエレベータを80階まで降りると、写真ブースがある。撮影された時に渡された整理番号を渡すと、写真の裏にタグをつけて渡される。つまり、欲しけりゃお金を払えってこと。ちゃんと出口にセンサーがある。いらない人は、放棄の箱に放り込む。結構買う人がいるし、しかも写真だけでなく写真入れもセットなので、エエ商売してはりますなぁ。。。

一旦部屋に戻り、夜に改めてミュージカル「ライオンキング」を見に行く。ニューアムステルダム劇場は、内装が非常に見事である。こういうのはアールヌーボー調というのだろうか。
正面通路側の6列目である。絶好の場所である。「ライオンキング」は、登場人物がしばしば通路を通って出てくるので、通路側はよく見えてお得なのである。ちなみに、超小型マイクはおでこの生え際にくっついている。また、象が若干肥満気味だったのか、私の席側を思い切り擦りながら通っていった。鳥は風を感じるほど頭上の近くを通っていくし・・・ということで良い席を選べて良かった。座席の位置は重要であります。6列目より前に行くとしんどいもんがある。惜しむべきは、隣の若いおねえちゃんグループがうるさかった。

「ターザン」と「ライオンキング」。比べるのは酷かもしれない。「ライオンキング」が良すぎるのかもしれない。

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May 05, 2006

ミュージカルの日その1

3日はいつも通り5時半に起き、筋肉痛と周期的体調変動を理由に12時までのんびりとメールやBLOGを書いたりして部屋で過ごした。日本を離れて観光もせず何もしないって気持ちいい。

12時にやおらホテルを出て、あらかじめ予約しておいたミュージカル「Wicked」を見るため51番街に向かった。ところが、6番通りもブロードウエイも信じられないほど混んでいる。人もそうだが、車なんか流れてない。通り行く人が、どこどこでFireがなんとかといっている。火事でもあったんだろうか?警察が総動員状態で交通整理している。
4日の新聞に正解があった。トム・クルーズがMI:3のプロモーションに来ていて、どこに出没するか正確な記事を載せたのは1新聞だけ。情報が錯綜して、追っかけファンがタイムズ・スクエアを含む数箇所に押しかけ、周囲がデッドロックしたらしい。しかも、トム・クルーズは、プロモのため消防車で会場移動し、車がデッドロック。あれだけお騒がせしても人気あるんね。

いつもより時間をかけて51番街に行き、1時前にガーシュイン劇場に到着。無事、予約済のチケットをピックアップした。1時に劇場が開いたので、そのまま中に入ってロビーでのんびり待つこと30分。この劇場の壁には、舞台に貢献し表彰を受けた方々の名前が掲げられている。最近の表彰では、ロード・オブ・ザ・リングズでガンダルフを演じたイアン・マッケランの名があった。舞台人だったんですね。彼はダ・ビンチ・コードにも登場します。

「Wicked」は去年も見ていて、そのときは2階の後ろの席しか取れなかった。舞台が見えてるだけって感じだった。今回は運よくグレードアップして、1階12列目の端から2つ目。ディティールがよく見える。主役級は全員メンバーチェンジしていた。
インパクト最大だったのが、グリンダの恋人のフィエロがアングロサクソン系からアフリカン系に変わったこと。その次が、グリンダが普通の女の子を強調しすぎると、ただの金持ち軽いだけ娘になって威厳を出しにくいってことです。彼女の人気が、単にかわいいアイドル娘という状況に見える。
これだけで、舞台の雰囲気が大きく変わるもんである。フィエロは前の役者さんのほうが軽く歌っていたような気がする。一方、今回の役者さんは少し歌がもっちゃりする代わりに声の良さと高音の伸びが抜群であった。グリンダ役の方は歌唱力抜群(そうじゃないと、この役の歌は歌えない)。役の作り方は、普通の女の子にちょっと毛が生えたような感じで、もしかしたら今までの役者さんの雰囲気と違えて見たかったのかなっと思った。
英語力が完璧ではないので、前回気づかなかった部分がぽちぽちわかるだけでも嬉しい。実は主役の西の魔女エルファバの妹でマンチキンのガヴァナーだったネッサローズにドロシーの家をぶつけて殺害したのは、天気を操る能力がある魔法学校の校長先生だった。とか。エルファバが母親の形見として最後まで大事にしていた緑の小瓶(単語が聞き取れない!)と同じものをオズが持っていた理由とか。もうちょっと痒いところに届く英語力があればなぁ・・・

帰り道、ふと思いつきで「SPAMALOT」をやっているシューベルト劇場へ。夜の席に空きがあるか聞いてみた。これも前回座席確保が困難で、1階の一番後ろだったのである。受付のにいちゃんがメッチャおもろい人で、「あなたみたいなレディには・・・この席はどうかな?なんて。こちらも大阪人なので、なけなしの英語でギャグな会話しようとするのは大阪人ゆえか。で、確保できた席は6列目のフロントから通路挟んだ1つ目。知る人ぞ知る特別席の見える通路側である。お話はまあいいとして、このミュージカルはちょっとお下劣ギャグで笑えるのでいいのである。なんたって、モンティ・パイソンだから。

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May 01, 2006

ディズニー最新ミュージカル「ターザン」

Joちゃん@NY休暇中です。いまごろになって、デジカメとパソコンを繋ぐコネクタを忘れてきたことに気づきました。まぬけ。

 今日(30日)はディズニーの最新ミュージカルで、現在はプレビュー中の『ターザン』を見てきました。
 初日は5月9日です。まだ手直し中のプレビュー公演の為、お値段は若干安めのオーケストラ席(S席)76ドル(初日以降は101ドル)。
 売りは、フィル・コリンズの音楽なんでしょうか。解説によると、ボーカル、ソングライター、パフォーマーとして有名、特にドラムの演奏がとあります。有名人に疎いJoちゃん(^^;;;フィル・コリンズがわかりません。映画ターザンの曲はグラミー賞とゴールデン・グローブ賞を取ったとのことです。そんな当たった映画だったっけ?

 音楽の感想は、ドラムを効果的に使っている、というのは解説を見なくてもよーくわかりました。しかし、ライオン・キングほどにはインパクトがないかも。
 俳優の感想は、ターザン役のJosh Stricklandは最初ちょっと不調だったみたいです。後半になって伸びやかさが出ました。ジェーン役のJenn Gambateseは安定した歌唱でした。歌がうまかったのは、ターク役のChester Gregory IIでした。マイケル・ジャクソンのバックを務めていた方だそうです。
 全体の感想は、第一幕はもうひとひねり欲しい。第二幕は、こんなもんかなってところです。あくまでもプレビュー中なので、本番に入る前に第一幕は手直してほしいなぁ・・・
 演出としては、空間を上手に使おうとする努力はなされてました。例えば、難破して海岸に打ち上げられた夫婦のシーンで、海岸は奥の壁に描かれており、俳優が宙吊り状態で、壁に垂直に立って客には上から見下ろす視線で見せる。下(陸側)に向かって壁を歩き、背景が動いて、ジャングルは舞台の上。という流れです。
 ゴリラ役の役者さんはそれぞれ綱にぶら下がって、振り子のように舞台を移動。そして、舞台上に降りれば男女問わずバクテン、側転連続技ダンスをかましてました。めっちゃ空間移動が激しく、体力いりそうです。しかしながら、同じ空間を使った演出でも、春に萌え出る花や葉っぱのダンスは・・・特に花が。


 今回キャンセル待ち列に並んでチケットをGETしました。私は列の2番目でした。前に並んでいた人はミュージカルのためならアメリカ横断、海外も辞さないという方でした。係員から劇場の差し押さえているVIP座席が放出されることを聞き出してしまわれました。(この様な場合、ボックスオフィスを開けて1時間後位に放出するそうです。とても良い席が当たります。参考まで)
チケットを確保するときも、2枚ずつ押さえるほうがうまくいくから、と前の方が私の分も同時に確保し、劇場側が支払いを別々にしてくれました。
 座席は10列目の正面でした。キャンセル待ち先頭1番目の方が隣席。5番目と6番目がご夫婦で、反対の隣席でした。3人ともミュージカル通であれこれ片っ端から見ておられるようです。しかも、キャストが変わるとまた見るんだそうです。キャストが変わると雰囲気や出来が大きく変わるんだそうです。
 この通な3人が口をそろえて、「もう少し手を入れないとここではもたない」といってました。救いは、TKTS(格安チケット売り出し業者)にまだチケットが流れてないことだそうです。ブロードウエイは厳しい・・・

以上、最新ミュージカル「ターザン」情報ほか。でした。

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December 04, 2005

LAとことこ その6(馬に恋する)

 そもそも今回ロサンゼルスに行った理由は、G.タケイさんが主演する舞台「エクウス」を見るためでした。4月に「エクウス」に出ることになったと聞いたときから見てみたい熱が始まり、7月から仕事のスケジュールに組み込んで長期戦で休暇取得に臨みました。幸いスケジュールの小さな谷間と同僚に助けられ、無事に見ることが出来ました。色々周りに助けていただいて感謝しています。この舞台、見て良かった!その一言にすぎます。一生心に残るでしょう。

 映画「エクウス」とは違い、舞台「エクウス」はかなり、いえ、相当に強烈でした。馬も人間が演じている上に上半身裸のムキムキのにいちゃんときます。少年が馬に抱きついて撫で回すとき、その裸のにいちゃんに擦り寄って撫で回すわけです。映画では本物の馬を撫でているので何とも思わないところ、人間となるとエロチックに見えます。少年の馬に対する異常な愛情を表現するのに効果的です。
 また、最初は少年に冷静に対処しているダイサート医師が、心を少しずつ開いてきた少年に「僕はひとつ秘密を告白したんだ。次はあんただよ。そういうあんたは何も無いといえるのか。」と逆ツッコミされるシーン。顔を強張らせて一瞬言いよどむダイサート医師。同僚の医師から見れば一見仲が良さそうに見えるダイサート医師夫妻の夫婦生活の冷めた実態を告白することに。
 親だって嘘をつく、親だって人間だということを知り、馬を崇拝し、馬に恋するあまりに、人間の女性に手出しできなくなってしまった少年。少年の燃える情熱を羨ましく思い、本当の自分を出せないでいることを悩む医師。エンディングで、治療することで少年の崇拝対象を崩してしまった、と後悔し、告白するダイサート医師の姿に、「あぁ、だれか彼の心の叫びを聞いてあげる人がいたらいいのに。」と思いました。果たしてアラン少年とダイサート医師は、この結末で幸せだったのでしょうか。

 舞台の注意書きに、不適切な発言、喫煙シーン、大音響、ヌードシーンがあると書かれてました。客席の1列目真正面で、少年と恋人が絡む男女のオールヌードを見てしまいました。まさか本当に一糸まとわず全部脱ぐとはおもってなかったので、目が完全に点になってしまいました。見たくもないヌードを見てしまった!と頭は引き攣りながら目を背けようとする、なのに、展開が凄すぎて次にどうなるかと思うと目が空間を彷徨って完全に逸らせられないんです。いったい、慟哭するダイサートを見ればいいのか、素っ裸のまま絶叫するアランを見ればいいのか・・・演技とはいえ、凄すぎる。

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November 13, 2005

藤山直美の舞台

 藤山直美主演のスーパー喜劇狸御殿を見てきました。歌舞伎と喜劇が融合していて、なかなかおもしろかったです。出演者については、タヌキ側の女性はすべて女優が演じ、キツネ側は歌舞伎の女形、人間は女優と女形が半々状態で、入り乱れておりました。
 で、初めて見た舞台上の藤山直美ですが、とくべつ美人でもないのに、とっても可愛い。父親の寛美の芸を受け継いでいて、大げさな振り、口悪さを出しつつ、歌舞伎の振りも取り入れ、観客の涙をこんこんと沸かせる名セリフを繰り出して、ひたすら相手の幸せのためにつくし、最後は相手をひそかに思い続けてきた別の女性に譲って身を引く。こっちがしんみりしているのに、引き際にギャグかまして逃げていく。いとしい人の前から姿を変えて飛び去っていくシーンでは、本当にこぼれる様な美しい笑顔で堂々と「宙乗り」して退場しました。素晴らしい。
 しかし、蛇足ながら白狐役の市川笑也って、綺麗よねー・・・(ハンサム)

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November 08, 2005

眠らない音

 ミュージカル「眠らない音」を見ました。宝塚スターの姿月あさと目当ての女性ファンがいっぱいでした。宝塚風歌いで確かに上手は上手でした。でも、私が目を付けたのは、月の役のテノール岡幸二郎の堂々とした歌いっぷり。上のほうまで声が痩せることなく響き、見事だと思いました。12月のレ・ミゼラブルにもジャベール役で出る予定とか。こういう人たちは、レパートリーをいくつ持ってるんでしょう。私もがんばらなきゃ、と思います。
 舞台が終わって灯がつくと、ファンと思しき女性軍が舞台の真下にずらりと並んで立って拍手してました。挨拶も終わってお帰りのアナウンスが始まっても、灯が点いてもヅカファンらしき大勢の人々は帰る様子がありません。まだまだ拍手を続けます。どうなるかと思ったら、出演の皆さんが根負け?いえいえ(^^;ファンの熱い声援に応えて、再度出てきました。ファンの根性に脱帽です。
 最後に、大柄な月役の岡幸二郎が派手派手しい白のドレスで、ダンサーの女性と同じく胸に手を当て、膝を折って挨拶していたのが興味深かったです。役柄上でしょうか。男性でもこういう挨拶することあるんですね。

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November 06, 2005

本田美奈子さん逝去

 彼女の名前をミュージカル「王様と私」のポスターで初めて見たとき、正直言ってあまり期待してませんでした。しかし、舞台で第一声を発したとたん、私の中でアイドル歌手の本田美奈子さんはミュージカル歌手に変わりました。素晴らしい歌唱力でした。
 これからは彼女の時代だ。あの素晴らしい歌声をもっと響かせてほしいと思ったのに。急性骨髄性白血病が一旦は落ち着いて退院したというニュースを見たのですが、再発したとのこと。もう2度と歌声を聴けないとは残念です。ご冥福を祈ります。

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October 28, 2005

ピーター・シェーファーのエクウスの舞台

 ロサンゼルスのリトル東京にあるEAST WEST PLAYERSにて、ジョージ・タケイさんが主演のピーター・シェーファー作「エクウス」の舞台が始まった。26日が初日だった。いまロサンゼルスでは朝である。初日の批評が出ているのかもしれない。
 この舞台に関するインタビューが、ロサンゼルス・ダウンタウン・ニュースに出ていた。「エクウス」の主役は、精神科医師のドクター・ダイサート。患者の病を治す手助けをしながら、患者から突きつけられる疑問と対峙し、自分自身に疑問を投げかける複雑な役である。新聞記事では、タケイさんのように堂々として落ち着いた人が、暗い鬱々とした役柄を演じることについてどう思うか、問うていた。その答えは・・・That's why we're actors.。役を演じてるんやよね。どこに行っても、常にスタートレックについて廻られる運命にあるので、舞台の上でどこまでダイサートとしてスタートレックから脱却できるか、結果が楽しみである。

 なお、舞台は12月4日まで。

追記:11/29 ロサンゼルス・タイムズの舞台評はここ

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October 14, 2005

10月、11月は大忙し

 10月、11月は予定がイッパイ目白押しである。
 10月16日は、京都の金剛能楽堂で能を見る。狂言は昔から好きだったが、能を寝ずに見られるようになったのは私も大人になったのだろうか(笑)
 10月末には、ヴォーカル・アンサンブル・レティツィア・ノーバを聞きにいく。このグループも年々進化しており、毎回楽しみである。
 11月に入って、クラシカル・ミュージカル「眠らない音」。アンデルセンの「絵のない絵本」を下敷きにしたミュージカルで、詩人役は元宝塚スターの姿月あさと。チャイコフスキー交響曲5番の全楽章からのメロディを使用している。「絵のない絵本」は、私の一押しの本。
 さらに、スーパー喜劇「狸御殿」。藤山直美の舞台を見るのは初めて。その昔、親に連れられ、藤山寛美の舞台を見て泣いたことを思い出す。わかっちゃいるけど、泣けてくる。藤山直美の舞台はそんな父親の舞台を彷彿とさせるとか。
 続いて、まだまだオケのコンサートや舞台(音楽やダンスがないものを初めて見るからドキドキ)があって・・・
 シメは11月末に東京で友人達と音楽会。そのリハを11月頭に東京でする予定。体力付けなければやっていけない。

 さあ、食欲と芸術の秋だ!!食べて、寝て、がんばろう。

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August 01, 2005

初めてのヅカ体験

宝塚大劇場からさほど遠くない場所に住んでいるのにも関わらず、一度も宝塚歌劇を見たことが無かった。
先週末、母の誘いで初めて雪組公演「霧のミラノ」「ワンダーランド」なるものを見てきた。

なんといったらいいのか。ひたすら華やか。歌と踊りがふんだんにある。場面の切り替えが速い。衣装がどんどん変わっていく。思わず、いったいどれくらいお金がかかっているんだろう?と思ってしまった。同じ華やかでも、ブロードウェイ・ミュージカルとはなにかしら雰囲気が違う。客層が女性に偏っている。歌舞伎とも違う。不思議な感じ。周りはノリノリになってましたね。

同僚にこの話をしたら、「自分でハマると思いました?」と聞かれた。答えは「華やかなの好きやけど、ハマらんと思う」。なーんか違うんやなー(^0^)

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